自分に落ち度があったと落ち込む私を助けた先輩
初任時代、人生最初のパワハラを受けた時、力になってくれた先輩(仮称「バラム」)。思い出深い3年間だったのに…。
担当替えの理由
(著者のここまでのいきさつ→ https://datopawahawa.com/omoide1/ )
突然のパチンコソングで励ますなど、ぎこちない方法で笑わせてくれた「バラム」でした。
そして後日、「バラム」は、私の「担当替え通告」について、話してくれました。
同僚らから情報を収集したようです。
それにより、私が担当替えを通告された理由が明らかになりました。
新人のくせに生意気
年度末、以前からいた職員が一人、退職していました。
その方は事業所長の身内で、50代のベテランです。
その50代ベテランが、新人の私に仕事を盗られたと事業所長に訴えたというのです。
私にとっては寝耳に水で驚きました。
50代ベテランが担当していた家族から、「担当を私(和久わくこ)にしてほしい」と要求され、
「新人のくせに生意気」と、気分を害したということでした。
思わぬとばっちりから
担当変更希望の理由は、「たまに若いヤツにしてみるか」ぐらいのものだったらしいのですが、
いずれにしろ、私は とばっちりをくってしまったのです。
50代ベテランの不快を買い、その身内の事業所長からのパワハラに至ったわけですから。
その事業所長も年度末退職で、置き土産のように、
3度目の担当替えを私に通告をして、職場を去っていったことになります
(50代ベテランと事業所長の退職の理由はそれぞれ)。
言いにくそうに
「バラム」は、「聞かなきゃよかったと思うかもしれないが」と前置きしてから、その事業所長側の裏事情を教えてくれました。
言いにくそうにしていました。
それを聞いた私は、人生初めてのパワハラを実感しました。
でもそれよりも、「自分が担当家族に迷惑をかけたとか、仕事に不足があったというわけでない」と知ることになり、ほっとしました。
「バラム」は初め、私の顔を見ずに、その背景事実を言っていました。
そして、事実を知った私が「なぁ~んだ」と発してケタケタと笑ったら、
「バラム」はこちらを見てニカっと笑って、廊下へ出ていきました。
後でこの場面を振り返ると、真実を知りがっかりする私を見たくなかった?と思えたものでした。
小学生レベルのいじめ
50代ベテランが私を疎ましく思っていたなど、全く気付かなかった私でした。
言われてみれば、私に向ける表情が厳しいこともありました。
さらに後でわかったことですが、
私を疎ましく思った50代ベテランは、他の職員に私の悪口を言ったり、私の所持品を隠したりしたそうです(小学生か?!)。
私はまっったく、気づきませんでした。
正直、私は自分のやるべきことに夢中で、50代ベテランの様子は眼中にありませんでした。
50代ベテランにしてみれば、いくら嫌がらせをしても効果(?)がなかった私を見て、
なおさらムキになったと思われます。
その後、この件が以降の自分の仕事に影響することもなく、その事業所で働く期間を終えました。
ここでの3年間については、「バラム」は私にとって思い出深く、敬愛する先輩だったのです。
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