体調不良で休んだ私が悪いの?

和久わくこ和久わくこ

上司(仮称「バラム」)は、体調復調に専念するよう提案しました。でも、それはいったい誰のため?

ここまでのいきさつ→ 私を陥れた上司は、かつての同僚

休んだ私が悪い?

早口でしどろもどろな、「バラム」からの復帰却下通告。

体調を崩して休んだ私の落ち度ということ?

この時点での私は、「私が悪いから仕方がない」という考えに捕らわれていました。

(体調不調で休職など、

 そんな情けない自分を、

 許せないとも思っていました。)

私は仕事に穴を空けている申し訳なさから、提案に応じることにしました。

正直、体調は完全復活ではありませんでした。

実際、一刻も早く復帰して、仕事の停滞分を解消せねばという焦りもありました。

 

それを見込んで、焦らずに 休んでほしい と、

配慮してくれた?

そう思えるなら、そう思いたい!

 

でも、「バラム」からの提案は

「私(和久わくこ)のために体調復調に集中してほしい」というのとは、明らかに違う印象でした。

私は混乱と違和感で、強烈なめまいを自覚しました。

ずっと、長時間労働にも背負い過ぎノルマにも耐えて、頑張ってきたのに、

この理解しがたい状況は、何なのだろうと。

「あ、電話で」

私は、休職中であっても、やれる範囲で積極的に協力すると言いました。

「バラム」は、ありがたいと言いつつ「あ、電話で」と、慌てて言い添えました。

最近完全復帰した加藤さんの担当家庭について、とり急ぎ疑問点が浮上したということで、この電話を機に「バラム」が質問してきました。

答えました。

流れ上、今後の変化対応もあり得るため、私(和久わくこ)から、また連絡すると言ったところ、

また慌ただしく、「バラム」は「電話で」と念押ししました。

これは、「和久わくこは、ゆめゆめ、職場に現れてくれるな」という意味?

大きすぎる違和感はどんどん膨らみ、

「気持ち悪い」

「今、私と話しているこの人は誰なんだろう?」と思いました。

送りつけられたロッカーの私物

違和感のタネは続きました。

すぐに机とロッカーの私物が、自宅に送られてきました。

机については、新規職員のために空ける必要があるとしても、ロッカーの私物まで?

代替職員が誰であるか、数日待っても連絡がない(わかったら連絡すると「バラム」が言っていた)。

私の体調はますます悪化し、寝込んでしまいました。

身体を起き上がらせることが、できないのです。

私を復帰させないためのタイミング

そして9月末、鈴木さんから私に、連絡が入りました。

学生時代の後輩で、私とは時々、連絡を取り合う仲です。

私は、彼女の家族事情や、ゆくゆくの帰郷を既に知っていました。

電話の内容は、好条件で就職先が決まったという喜びの報告でした。

その電話で私は、議員から鈴木さんへの接触事実を知ったのです。

詳しく聞きました。

議員からの打診が、私との復帰申し出の電話を終えた直後、30分かそこらのタイミングだったこともわかりました。

「人員不足で困っているから、すぐにでも来てほしい」から電話が始まったということも、わかりました。

後で(10月)、この(議員発のバラム事業所職員募集)の件は口止めされていたことが わかりました。

職安で情報を得たことにしてくれと!

 

いきさつを教えてくれた鈴木さんも、混乱してしまい、私へのお詫びを口にしました。

シングルマザーである彼女が、好条件の職を得たことは、今後のために、絶対に必要なこと。そもそも、彼女が悪いわけではありません。

せっかくの就職の流れを逃さないよう、応援(?)の言葉を言い、電話を終えました。

敬愛する上司だったのに

私は、「バラム」から聞いた話の文脈からか、この新規職員採用の動きは、私の復帰申し出以前からの動きによるものだと、思い込んでいました。

でも、実際は、私が復帰を表明した直後だった!

思い出深く、敬愛していた上司だから、知らず知らずのうちに、そう思い込もうとしたのかもしれない。

自分を封じ込めるためのタイミングなはずがないと。

「なぜ?!」

「バラム」と議員は、私(和久わくこ)と鈴木さんが懇意であることを知りません。

私に、このとり急ぎ対応がバレるとは思っていなかったのでしょう。

力が入らず、身体を起こせなかった私でしたが、怒りで身体が熱くなり、すぐに電話をとりました。

「バラム」に電話し、詰問しました。

ものすごい勢いで言い放ちました。

「私が復帰すると言った直後に、鈴木さんの元に議員が現れたのはなぜですか?!」と。

電話に出ない

「バラム」は焦った口調で、「なんのことかわからない。今運転中なので、あとで電話下さい(時間指定あり)。」と言いました。

電話しました。

出ません。

3回、長々とコールして電話しました。

出ません。

後ろめたいことがあるから、出ないのだろうと思いました。

共に楽しく働いた思い出は全て、暗く、薄汚い色で塗りたくられたと思いました。

気持ち悪い。もう二度と顔も見たくない。

そんな思いでいっぱいでした。

そして翌日、意外にも、「バラム」から電話が入ったのです。

 

続きをごらんください 上司は言った。「退職した方があなたのため」