次々と起こる状況変化。ひとつの隠蔽は連鎖する。

和久わくこ和久わくこ

自身の事故隠蔽のため、私を退職に追い込んだ上司(仮称「バラム」)が、しどろもどろの口調で私に通告した内容とは…。

1ヶ月の間にどうにかなるだろう

ここまでのいきさつ 私を陥れた上司は、かつての同僚

9月初め、「バラム」と、「バラム」の叔父である事故相手の議員は、私が1ヶ月の病休に入っていることを、利用しました。

このひと月を、「様子見の期間」とすることにしていました。

事故隠蔽に都合悪い目撃者が、ちょうど1ヶ月の休職中。

あせらずゆっくり対策できると、思っていました。

また、その時点では、和久わくこが休職後 タイミング悪く復帰したとしても、

議員の義祖母の担当にならないようにし、接点を避けてやり過ごそうという選択肢も、ありました。

病休じゃなくて退職

しかし、9月中旬になって状況が変わりました。

隠蔽に加担した地元土建業者社長が、目撃者アリに懸念を示している。

かねてから、この「バラム」の事業所に併設施設を作る計画があったが、それに土建の協力が見込まれる。

などです。

だからこの際、禍根を絶つため、

「バラム」と議員は

和久わくこを退職へ仕向けることを決意しました。

和久わくこ休職中に、別の事業所から引き抜きがあったというシナリオを用意し、

再就職先を整えるとなりました。

代替職員の確保

ちょうど、「バラム」と議員がその打合せをした後、

私が復帰を申し出たことになります。

再就職先を(それらしく)整えるなど、具体的な動きをする前の、まさかの早期復帰表明。

「バラム」らにしてみれば、1ヶ月の病休の間、対応に時間的余裕があったつもりだったのに。

私の復帰表明は、9月14日10時頃でした。

そしてなんと、その直後の11時頃、議員から、「鈴木さん」へ打診が行きました。

「バラム」事業所へ働きに来ないかと。

電話を終えてからだと、30分かそこらしかたたないうちに、

バタバタと、急いだ感じで電話が行ったのです。

実はその鈴木さんは、私の学生時代の後輩です(だから後で私に報告が来た)。

共通の趣味を持ち交流も多く、何かと目をかけてきた後輩でした。

好条件の提示

鈴木さんへの打診の電話は、「人員不足で困っているから、すぐにでも来てほしい。」から始まりました。

私が、復帰申し出をした直後のタイミングに!

議員の同郷で、近所の鈴木さん。

鈴木さんにとっては、幼少時より家族ぐるみで懇意にしていた議員からの、就職先紹介でした。

彼女はシングルマザーです。

ちょうど、10月に帰郷することになっており、就職先を探していたところでした。

仮採用に足る免許所持済で、実践研修を積めば本採用になることができる段階です。

「バラム」の事業所に仮採用し、仕上げの最終資格取得まで面倒をみて本採用とする、

この好条件を提示されたのです。

早々の着任依頼

鈴木さんにとっては、渡りに船の話でした。

ただ、10月帰郷に合わせて予定を組んでいるため、9月中はどうしても、来ることができないということで、

「バラム」の事業所に入るのは、10月からになりました。

議員は9月早々の着任にこだわっていましたが、やむなく引き下がりました。

早口で、しどろもどろ

私の復帰申し出2日後の、9月16日、「バラム」から 返事の電話が来ました。

その内容は、

「病気休職中の人間を復帰させることは、法規上できない」

「仕事を替わりに担当してくれる人が決まったから、

仕事に穴を空けるなどと気にしないで、ゆっくり休んでほしい」

「無理して復帰するのは、かえって良くない。

ひと月と言わず2ヶ月でも休めばいい。

これまで他の人の分まで頑張ってもらったのだから。」

ということでした。

「バラム」はこれを、一気に畳みかけるように私に通告しました。

その口調は、早口でしどろもどろ。

「バラム」のそんな口調は、これまで聞いたことがありませんでした。

その口調に、大きな違和感。

そもそも、体調回復については、医者の証明があれば復職可能なはずなのに。

そして手回しの良すぎる対応にも、強烈な違和感を覚えました。

体調は一転、悪化へ!

この秋に、たまたま、職員増員の流れなどあったっけ?

このタイミングで早速、新規職員を確保されたのは、どういうこと?

「お前は職場に不要」と通告されたと同じこと?

漠然と湧き上がる「割り切れない気持ち」。

治癒に向かっていたつもりの私の体調は、一転悪化し、電話の最中に強烈な眩暈に襲われました。

 

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