自身の事故隠蔽のために私を退職させた上司。陰謀の裏事実を知った後、浮上した葛藤は、薬でごまかすことができない問題でした。
薬をやめる危険を知りつつも、崖っぷちの決断
ここまでのいきさつ私を陥れた上司は、かつての同僚
薬に頼らない宣言
クスリをやめる。
それは、「薬に頼らずに自分でなんとかします」宣言ともいえます。
学生時代から、心の整頓が得意なつもりの自分でした。
自分の気持ちを書き出して吐き出して、必要に応じて掘り下げて分析しました。
悩み事はたいてい、4つに分けました。
「自分で解決策を考えるもの」
「他者の助けを求めるもの」
「今の段階では保留の箱に
入れておくもの」
「あきらめてラクに構えるもの」の4つです。
仕分けした後、対処を経て、たいていのことは、すっきり感を味わえたものでした。
他の人の相談にも乗ったりして、「心の整理」は自分にとっての得意技のひとつなどと、思ったりしていました。
崖っぷちの決断
ま、過信、思い上がりがあったと思います。
自信があるつもりが、この退職事変で、自分を壊してしまったのですから。
しかも服薬しているにも関わらず、それを乗り越えて負荷がかかっている。
クスリでせき止めることができないネタがあるという局面なのに、薬をやめるなど、言語道断でしょう。
でも、すでにうたた寝しがちな日々なのに、薬を2倍にして眠りっぱなしの日々になる、それだけは、避けたかったのです。
私が私であるために、ぎりぎりの、崖っぷちの決断だと自覚していました。
危険を自覚
伴う危険。
それは、自己制御不能による自殺と、憎しみに向き合い過ぎることによる「憎しみの純化」。
実際、「復讐」という言葉がよぎることも、まま、ありました。
自分自身、その危険を改めて自覚した上で、メンタル整理を始めたのです。
「恨み」とは別の解決を
初めは、「考えを深める=恨みを純化させる」ではないことへの気づきから、始まりました。
募る恨みはもちろんあるけど、恨み以外の要素の方が大きいと。
だから、恨みをつのらせず、解決する道があるはずだと。
この時点では、この「気づき」に明確な根拠はありませんでした。
ただの印象。
この印象は、自分の中の無意識世界に根差すものです
(後に、この無意識世界の捉え方が、私を救うことになりました)。
続きをごらんください クスリがいかに役立ってくれたか
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