新型コロナ感染を防ぐために必要なことを、むしろ能動的に学びたいのです。
ここまでのながれ コロナ不安を自己調整でやり過ごす
呼吸が深い場面での具体的なこと
呼吸が深いときはベツモノ
呼吸が深いとき(歌を歌う、大声を出す、呼吸が深くなる運動)については、特化した注意が必要です。
深い呼吸では、通常とは全く違うレベルの危惧があるからです。
排気では、肺の内部から高濃度ウィルスが一気に放出され、吸気では一気に肺にウィルスが到達して、一発感染するリスクがあります。
手や口を経由して喉などにウィルスが付着したとしても、感染成立まで15分程度時間がかかるため、水を飲むなどで胃(胃酸の海)に送り込まれて、感染を避けることもできますが、
深呼吸の勢いで肺にチョクに到達すると、ソッコー、感染成立です。
肺チョク感染
だから、ライブハウス(歌あり大声あり)、
合唱(深い呼吸で近くに立って歌い合わせ)、
スポーツジム(屋内で運動)、
対面で盛り上がっての会食(大声大笑い)は、肺チョク感染の危険がある。
肺チョク感染は感染能率が桁違いに高いため、残留ウィルス(手→目口鼻)による感染とは別レベルの警戒が必要。
「3密」を避けましょうという注意は、だいぶ浸透している昨今ですが、この肺チョク感染については、周知はいまいちだと思います。
ジョギングはバフを着けてというように、場合に応じたアドバイスは出ていますが、肺チョク感染の仕組みと危険性が皆に伝わればと、強く思います。
盛り上がって大声大笑い
ちなみに、複数人数で会食する場合、コース料理でもない限り、料理が行き渡るように皿を渡す、調味料を取るなどで、接触リスクもあります。
また、唾液はウィルスが濃縮されている可能性もあるため、テーブル上はウィルス厚塗り状態になりがち。
だから、手→顔(目鼻口)のルートには、もちろん要注意。
食事ですから、マスクなし(食べて胃に送られる分には問題ないとしても)ゆえに、盛り上がって大声大笑いで、肺チョク感染をまねきがちです。
空気感染と飛沫感染
私は、モノに残る「残留ウィルス」への対策の方が大切で、空中に浮遊するウィルスは、限定場面での警戒が必要と述べました。
この空中浮遊ウィルスが、たまたま通りがかった人にも感染するのが、“空気感染”と区分されている、結核、水ぼうそう、はしかです。
新型コロナは“飛沫感染”ですから、「その場を通りかかっただけ」という感染リスクは、桁違いに低いとされています。
だから、飛沫によるウィルスの空中浮遊は、その低リスク扱いが妥当と思われます。
ただ、たまたまそこを通りかかったとか、その場に居合わせたのではなく、
己の意志で関わり、大声や大笑いや歌を交わすのは、全く意味が違ってくる。
高濃度ウィルスによる肺チョク感染が成立することになってしまう…。
全員が毎朝、感染検査
人類全員が検査キットを所有していて、毎朝、各自が感染検査を行えるならいいけれども、それはありえない今の現実。
今日の自分がセーフなのかアウトなのかわからない。
自分がいつ、ウィルス宿主になっているかわからない。
(肺からチョクの)大声を出した自分の口から発される飛沫(目に見えないサイズのエアロゾル)が、
一緒に盛り上がり、大笑いをして深く吸気した人の肺にチョクにつく、
それは、避けたいことです…。
続きをごらんください ゼロリスクより低リスク
“肺から肺へのチョク感染のリスク” への1件のフィードバック