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急逝した親友。順風満帆だったはずなのに、一転して荒れた暮らしに陥ったのはなぜ?

心不全とされていた、死因の詳細は…

ここまでのながれ 自死と事故死の境目「親友の死」①

本当の死因は…?

25歳という若さで急逝した親友「ふー」。

通夜の席で、死因は心不全と聞きましたが、詳しい説明はありませんでした。

電話でのお義母さん(お姑さん)の話によると、最終的に心不全と結論付けられたものの、

実際のところは、推測の域を出ないと思われました。

その詳細とは…。

まるで雪化粧…

「ふー」の遺体は、朝早く、車内で発見されました。

自宅まで、あと少しの場所でした。

道路下の畑に、車ごと落下していたのです。

冬だというのに、窓を少し開けて走っていたらしく、その上半身には朝方に降った雪がうっすら積もり、

雪に化粧してもらったかのような、美しい死に顔…。

眠っているような、穏やかな表情だったそうです。

心不全と結論づけられたものの

ブレーキ痕もなく、その他の状況からも、車が落下する前に息を引き取ったらしいとのこと。

心不全と結論付けられましたが、深夜の事故であり、車内にはビールの空き缶がありました。

居眠り運転や飲酒運転の可能性もあります。

司法解剖などには至らず、遺体を調べてはいません。

自損事故なので事故相手もなく、目撃者もいません。

命を縮める暮らし方

車内からは、空き缶の他におびただしい量のタバコの吸い殻もありました。

亡くなった後、「ふー」の自室を片づけた際、大量の酒瓶とタバコの吸い殻がありました。

トイレに起きた時の様子などから、飲酒があるとわかってはいましたが、あまりに大量の空き瓶があって驚いたそうです。

大量の飲酒と喫煙、不規則な生活と、いきなり没入してしまった荒れた生活。

身体に悪いことを、わざわざ積み重ねた日々。

自らの命を縮めるような、暮らし方だったのです。

 

続きをごらんください → 自死と事故死の境目「親友の死」⑥