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親友の、突然の他界。そのすぐ後に、私に転機が訪れたのです。

ここまでのながれ 自死と事故死の境目①「親友の死」

親友のお墓参りの際、お姑さんから聞いた話は…

もう少し長く生きていてくれたら

中学・高校の6年間、多感な時代を共に過ごした親友「ふー」。

突然の「ふー」他界への戸惑いが残ったまま、2ヶ月後の春、私は「ふー」が嫁ぎ先で暮らした地のすぐ近くで、働くことになりました。

「ふー」が嫁いだ家は、市街地から離れた小さな集落にあり、田畑が広がる中に二十軒ほどの家々があります。

「ふー」自身が生まれ育った集落に、よく似ていました。

もっと長く生きていてくれたら、近くで暮らすことになったことを機に、ちょくちょく会えただろうに…。

お墓参りへ

夏(お盆)、お墓参りに行くことにしました。

嫁ぎ先に電話を入れたら、お姑さんが出ました。

中学・高校時代の友人であると伝え、お墓の所在を尋ねました。

この「中学・高校」というワードに、強い反応がありました。

私としては、道順を教えてもらえれば十分でした。

先方にしてみれば初めて接する人間ですし、突然割り込んで長話をさせてもらうつもりは、全くありませんでした。

話が長くなってごめんなさい

ところが、お姑さんは、「あ、ごめんなさい話が長くなってしまって」と、随所にはさみながらも、

私と「ふー」の友達づきあいの実際について、いろいろな角度から質問してきたのです。

私の方も、特にここ1~2年は彼女について知らないことが多かったので、ご遺族とのやりとりに前向きに臨むつもりがありました(そもそも、故人と向き合いたくて、お墓参りに行ったのですから)。

落ち着いて話せる機会を得て良かったと伝えたら、お姑さんは、せきを切ったように、「ふー」との関りを話し始めました。

それは驚きの内容でした。

突然の状況変化

初めて会った時から親しみやすく、気さくに何でも話してくれる感じで嬉しく思っていた(夫の両親と同居)。

職場(保健所勤務)でも先輩から可愛がられて、仕事も順調。

良いお嫁さんが来たと、近所でも好評だった。

子供にも恵まれ、男児を二人もうけた。

気立ての良い人柄は当初のまま続き、実子である息子よりも話しやすかった。

5年ほど、続いた穏やかな暮らし。

周囲からは、実の親子のように仲がいいと、よく言われたものだった。

このまま、そんな暮らしが続くとばかり思っていた。

ところが去年の春、突然、状況は一変した…。

 

続きをごらんください → 自死と事故死の境目「親友の死」③